先月のリレーコラムでお伝えしたように、CT室では機器更新が行われました。
まずは、Siemens社製「SOMATOM Force」の搬出です。
検査室から院外への移動は、幅が狭い場所も多いため多くの人の手によって慎重に搬出されていきます。
無事院外へ搬出されたForceと青空とのツーショットはとても素敵に写りました!
ありがとうForce。新天地でもがんばってね!
そして新しく導入されたのは、同じくSiemens社製の最新CTである「NAEOTOM Alpha」です。
こちらは国内では10台目の導入となります。
「NAEOTOM Alpha」はフォトンカウンティング検出器を搭載した次世代CTであり、
被ばくを低減しつつ、非常に高い空間分解能を有した画像を得られます。
さらに3Dカメラが搭載されており、自動位置決めが可能なため、Covid-19に感染した患者さんの撮影も遠隔で効率よく実施できます。
また、Bayer社製「Centargo」というインジェクターも追加で導入されました!
こちらは造影剤バイアルを点滴のように装置上部に吊るして注入を繰り返し行えるため、
通常必要な患者ごとの造影剤シリンジの取り付けやそれに伴うエア抜きの手間がいらず、
検査効率の向上が期待できます。
これまでシリンジ内に残る造影剤は廃棄していましたが、造影剤も有効利用しつつ容器自体の
プラスチックゴミ削減にも繋がり、環境にやさしい装置となっています。
これからも環境に配慮しながら、安全で最適なCT検査の実施に努めてまいります。