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Scientific Reportsに掲載されました

神戸大学大学院工学研究科の中山恵介教授、熊本悦子教授、大学院生緒方敬亮氏、

釧路市教育委員会マリモ研究室尾山洋一博士、北見工業大学工学部駒井克昭教授、

神戸大学医学部附属病院医療技術部放射線部門 堀井慎太郎氏、曽宮雄一郎氏、

株式会社西村組研究開発室山田俊郎氏、株式会社豊水設計佐藤之信博士、同社佐野史弥氏らの研究グループは、マリモの年齢推定と成長に欠かせないメカニズムの解明に成功しました。

 
マリモを切断することなく内部の構造を正確に調査するためMRIが用いられ、当院MRI室の曽宮主任、堀井副主任が撮影を行いました。
解析により、マリモは木とよく似た年輪を持つことがわかり、年輪の幅から年齢の推定に成功しました。
今後、将来におけるマリモの維持管理に役立つことが期待されます。

 
この研究成果は、11月10日に、ネイチャー・リサーチ社によって刊行されているオープンアクセス誌のScientific Reports に掲載されました。

Scientific Reports は、世界で6番目に引用されているジャーナルです。

 

参考URL
Research at Kobe:マリモにも年輪がある! 〜地上最小スケールの栄養循環〜

 

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